何故プリウスにはタコメーターがついてない?
プリウスに回転計が付いていない理由はいくつか考えられますが、必要性が薄いため経費削減のためにつけられていないと考えることができます。
必要な機能であればコストが掛かっても付けられます。
絶対に無くてはならないというレベルではなくてもあったほうが便利であれば、やはり取り付けられます。
しかし、プリウスの場合にはあったとしてもそれほど便利でもなく需要のないものを取り付けて販売価格が上がるのは無駄ですから、必要性が薄いので付けられていないと考えるのが妥当だと言えます。
後づけをして回転計を取り付けること自体は可能であり、プリウスに回転計を付けることができないということはありません。
タコメーターの役目って何?
タコメーターの役目というのは、エンジンの回転数を把握するのに使います。
現在どれ位の回転数でエンジンが回っているのかを、視覚的に判断をするための機材となります。
回転数を知ることによってどのような利点があるのかというと、限界走行をする時に一番パワーが出るところを把握するのに役立ったり、通常走行では最も効率の良い回転数を把握して燃費走行をするときなどに役立てることができます。
また、エンジンが不調になった時にアイドリングが不安定になっていると視覚的に調子が悪いということを知ることができます。
何らかの問題を抱えている時に本当に調子が悪いのか、勘違いなのかを確認するためにもタコメーターが役立ってくれます。
タコメーターって必要なの?
回転計はなくても車は動きますし、ないと困るということがない以上は必要ではないと言えます。
あると便利なMT車であっても廉価グレードであれば、回転計が省かれていることも多いだけに、よほど特殊な使い方をしなければ絶対になければならないというものではないのです。
ないよりはあったほうが役に立つことは多いのですが、そのためにわざわざ経費を掛けて追加をするほど重要な機器でもありません。
特にATの場合には、オーバーレブをしてしまうということもありませんから、なくて困るというケースはほぼなく、エンジンが不調になった時に回転数が不安定になっていることを視覚的に確認することができないというぐらいですから、必要性はかなり薄いものになっています。
エンジン回転計はなんでタコメーターっていうの?
タコメーターがエンジンの回転数を示すための計器だということがわかったても、なぜタコと呼ばれるのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
特に日本人からすると足が八本ある海の生き物を想像しやすいだけに、名前の由来が気になるところです。
これはアメリカ英語から来ているもので、更にそこからギリシア語まで遡ります。
ギリシア語でtakhosというのは速度を意味する言葉なのですが、そこからエンジンの速度を表すメーターということでアメリカではタコメーターと呼ばれるようになったのです。
なお、イギリスではレブカウンターと呼ばれレブが回転を意味する言葉であることを考えると、これはずばりエンジンの回転数を数えるものですから、日本人からすればこちらの方が馴染みやすいかもしれません。
MT車の場合はオーバーレブを防ぐために大切
ATであればオーバーレブになりそうな場合には自動的に適切なギアに変更されたり、あるいは下のギアに落ちないようになっているので、回転計があってもなくても困るということはありません。
それに対してギアを運転手の任意で切り替えることができるMTの場合には、オーバーレブを引き起こしてしまうことができるので、回転計によって現在の回転数を知ることが重要となってきます。
ただし、これも限界走行に挑戦をする時に必要なレベルであって、一般道を走る分に関しては注意をしていれば防げることですから、ないからMTに乗ることができないというわけではありません。
オーバーレブが発生するような乗り方をする時に、回転計が生きることになるのです。
タコメーター以外にも、昔はいっぱいあったメーター類
自動車には様々なメーターがあることで知られていますが、その中で一般的に目にするのは速度系統タコメーターです。
たとえどんな車であっても速度計がついていない車は、一体今時速何キロで走っているのかわからず非常に危険です。これは既に法律上で決まっていますので、必ずつけなければなりません。
それ以外には、スポーツ系の自動車に油温計や水温計などがつけられていることがあります。
その理由は、レースなどをするときにエンジンをフル回転させるため水温計と油温計がなければエンジンが故障してしまう可能性があるからです。
つまり、ある程度高回転の状態になると水音と油温が上がってしまいオーバーヒートしてしまうため付けているわけです。
追加でメーターを付ける意味ってあるの?
追加でメーターをつける意味があるかと言えば、普通に走る分には特に必要ありません。
なぜなら、普通に走る分には問題ないようにメーカー側が最初からメーターをつけているからです。
このように考えると、わざわざあなたにメーターを取り付ける必要はないことに気がつくはずです。
これに対して、サーキットなどを行う人がいますがこのような場合には追加のメーターをつけた方が良いでしょう。
メーターをつけるのは、車の状態を知るのと同じです。
例えば油温計と水温計に関しては、人間で言うところの体温計と同じ働きがあります。
自分の体温を知るときにはやはり体温計を利用して現在どれぐらいの対応になっているかを気にするはずです。
それと同じように、自動車の状態を知るのには必要になるわけです。
それでも必要な時もあるタコメーター
タコメーターに関しては、通常の自動車の場合は必要ですがプリウスの場合は特に必要ないといえます。そもそもタコメーターの役割とは、エンジンの回転数を表すものですのでマニュアル等の場合には必要になるところです。
例えばマニュアルの場合には、回転数によってギアを切り替えますがこれはタコメーターを見なければ音で判断するしかありません。
ある程度その自動車に慣れている人ならば良いですが、そうでなければ回転数がわからずオーバーヒートした状態になる可能性も高いわけです。
ですがプリウスの場合は、そもそもコンピューターで回転するが制御されていますのでいくらアクセルを踏み込んだところでオーバーヒートすることはありません。
また、止まっている時もエンジンが停止しているためタコメーターを表示する必要がないわけです。
しかしながら、エンジンの状態を見たい場合には、あっても良いかもしれません。
タコメーターを追加するときの料金は?
プリウスにタコメーターを追加する場合には、一体どれぐらいの料金になるか気になるところですが基本的にはそのもの自体は10,000円で購入することも可能です。
もちろんある程度良いものになれば30,000円から50,000円位をしますが、数値だけを知りたい場合にはその程度の金額で10分でしょう。
ただ、取り付けをする場合には自分で取り付けをすることができる人ならば問題ありませんが、なかなか自分で取り付けることができない人に関しては業者に頼んでもらう必要があります。
業者にお願いする場合の金額ですが、5000円程度で取り付けてくれる可能性が高いです。
若干お店によって金額が違いますので、いちどお店に電話をして聞いてみましょう。
タコメーターを後付けしようか迷っている場合は?
タコメーターを後付けしようか考えている場合には、必要あれば取り付けるといった視点で10分でしょう。
必要な場合とは、自動車の回転数を知りたい場合です。
また、見た目を良くするためにわざわざタコメーターをつける人も少なくありません。
このような場合には、自動車ショップでタコメーターを購入し取り付けてもらうのが良いです。基本的に、それほど珍しいものではありませんので大抵の自動車のパーツ販売店には売っている可能性があります。
ただ、種類がいくつかあり見た目の問題にもなりますがどのような種類が良いかよって変わってくるところです。
もしおしゃれなものをつけたければ、やはり50,000円位のお金を用意しておく必要があります。とりあえずつけたければ、1万五千円もあれば取り付けまで行ってくれる可能性が高いです。
まとめ
今回は、プリウスにタコメーターがついてない理由と必要性を詳しく解説しました。
基本的には無くてもよさそうですね。
あまり心配しなくても大丈夫のようでした。
ご参考になさってください。