プリウス

プリウスのシフト(シフトレバー・シフトノブ)わかりづらい操作方法を解説

2018年7月22日

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「プリウス」の「シフトレバー」の使い方は直感的に分かりづらい

プリウスはハイブリッドカーでAT車です。

ただしガソリン走行時には変速機を介して車輪に動力が伝えられますが、無段階変速なので1速とか2速などの概念がありません。

そのためガソリン車とは変速操作が異なり、一般的なAT車のシフトレバーとは全く違う構造になっています。

普通のAT車のシフトレバーは前後方向に動かします。

一部の高級車であればDレンジに入れた際に左右方向に移動して走行モードを選ぶことができますが、通常は前後方向のみの操作だけです。

これに対してプリウスのシフトレバーはMT車のように前後左右に動かす必要があり、直感的に分かりづらいです。

一般的なAT車では順番にP・R・N・D・2のレンジが縦方向に並んでいますが、プリウスの場合はB・P・N・R・Dが前後左右に配置されています。

昔の教習所のテキストに記されていなかった「B」レンジが存在し、急発進事故の原因になっています。

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「プリウス」の「シフトレバー」って素人が使いこなすには難易度が高い

プリウスのシフトレバーの使い方ですが、キーを挿入してスイッチを入れて走行可能な状態になったらレバーを右に動かしてから下に移動してD(ドライブ)に入れて前進します。

Dから前に移動させるとN(ニュートラル)に入り、更に前に移動させるとR(後退)となります。

Pのすぐ下にあるBレンジとはバック(後退)ではなく、山道などを走行する際にエンジンブレーキを効かせたい時に使用します。

一般的なAT車はDレンジから1段階シフトチェンジするだけで簡単に2レンジに入れることができます。

これに対してプリウスの場合は一度Pを経由しなければエンジンブレーキを効かせるBレンジに切り替えることができません。

そのためMT車や一般的なAT車に慣れたドライバーにとってはプリウスのシフトレバーは分かりにくく、難易度が高いと言えます。

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「高齢者」が「プリウス」で誤発進してしまうのは「シフトレバー」が原因

高齢者がAT車を運転する際に、誤発進して事故が起こったというニュースが報道されることがあります。

一般的にAT車は、アクセルとブレーキの踏み間違いによる誤発進事故が起こりやすいという問題があります。

これに加えて高齢者がプリウスを運転する際に誤発進事故を起こす原因として、分かりにくいシフトレバーに問題があると考えられています。

プリウスのBレンジは後退ではなくて前進を意味しますが、MT車の運転に慣れた高齢者であればバックと勘違いして後退をしたい時にRではなくてBレンジに入れてしまう場合があります。

紛らわしいBレンジの存在が、前進と後退の入れ間違いによる誤発進事故の原因になっていると指摘されています。

「プリウス」が店に突っ込むのは「シフトレバー」が原因

普通のAT車であればPからレバーを1段階後ろに下げると「後退」に入ります。

プリウスで後退をするためには、一度シフトレバーを右に移動させてから前に移動させなければなりません。

もしも普通のAT車と同じ感覚でPからすぐ後ろのギアに入れてしまうと、後退ではなくて「前進」のBレンジに入ってしまいます。

後退するつもりが前進してしまうことにより、誤発進事故の原因になることが指摘されています。

駐車場からバックで出る時には後退(R)に入れる必要がありますが、一般的なAT車と同じつもりで無意識のうちに操作をしてBレンジ入れてしまうことで店に突っ込む危険性があります。

紛らわしいBレンジの名称の他にも、シフトレバーの配置にも問題があることが指摘されています。

シフト操作の基本「シフトポジション」の意味

プリウスのシフト操作の基本は一般的なAT車と同じで、通常の走行であればR・N・Dのいずれかのレンジを使用します。

そのため始動時には、まず、シフトを右に移動してN(ニュートラル)に切り替えることが基本です。

プリウスの場合にはブレーキペダルを軽く踏むと回生ブレーキが作動して充電が行われて緩やかに減速しますが、強く踏むとブレーキパッドが作動して通常の自動車と同じように減速します。

何度もこの操作を繰り返すと駆動用バッテリーが満充電状態になるので回生ブレーキが作動しなくなり、ブレーキパッドが作動して減速操作が行われます。

このため、山道で長い下り坂を走る時はエンジンブレーキが作動するBレンジを使用します。

BレンジがAT車の2レンジと異なる点は、アクセルを踏み込むと最高速度を出すことが可能であることです。市街地や高速道路を走行する際は、Bレンジを使用する必要はありません。

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停車時に「Nレンジ」は使わない

オートマチック車やマニュアル車などで信号待ちをする際には、PレンジやNレンジに入れて足を休めたいという人もいます。

普通のガソリン車ではそれでいいですが、ハイブリッド車であるプリウスの場合には、Nレンジは使わないようにすることが賢明です。

プリウスでは常にバッテリーに電気を貯めており、貯めている電気が少なくなると自動的にエンジンをかけて充電をするようになっています。

しかしこれがNレンジに入れていると充電は行われないため、都合が悪いポジションといえます。

Nレンジに入れておく時間がとても長くなると、充電量が足りなくなって渓谷が出ることがあるので注意が必要です。

このような理由から、避けるようにすることが無難です。

「Bレンジ」がある理由とは?いつ使うのか?

一般的な車であればアクセルを離せばエンジンブレーキが利いて減速しますが、プリウスの場合にはアクセルを離してもエンジンブレーキが利くことはなく減速しません。

Bレンジとはブレーキの意味であり、エンジンブレーキを利かせることができます。

通常走行をする場合にはDレンジに入れるのがプリウスでは一般的であり、長い坂などを下るときにDレンジに入れておくことが必要です。

フットブレーキを長時間使っていると熱を持ち利かなくなってしまい、とても危険な状態です。

しかしエンジンブレーキを利かせて減速させることで、全体的な負荷を減らすことができます。

このようにBレンジを使う場所は、長い下り坂や急な坂道などで使うようにしましょう。

「Bレンジ」と「Dレンジ」の使い分け方法は?

通常走行時はDレンジを使うことになり、下り坂でも状況に応じてそれぞれで使い分けすることが必要です。

まず簡単な使い分けとしては速度を上げたい時はD、速度を落としたい時はBと覚えておきましょう。

通常走行時でもプリウスの場合は減速の時、エネルギーを利用して充電するようになっており、軽いブレーキでは電気を回収するモーターの抵抗によって減速することが可能です。

そのため充電もしなければいけないので、基本的にはDレンジでの運転で十分です。

しかし満充電されている状態であると、ブレーキを踏んでも充電されないので負担が大きくなります。

そのような負担を軽くするためにも、満充電で長い坂道などを下るときにBレンジにすることが大切です。

発進の操作方法

発進の操作方法は多くの車と同じように、まずはブレーキを踏みながらパワースイッチをONにします。

このときに押してもすぐにはエンジンは掛からず、レディランプの点灯の有無で判断します。

次にブレーキを踏んだままDに入れ、パーキングブレーキを踏みこんで解除しアクセルを踏むことで発進することが可能です。

ここでDレンジに入れる際にはブレーキをしっかりと踏んでいないと警告音が鳴り、入れることはできません。

どのような車でも発進前のブレーキはとても重要なものなので、しっかりと踏み込んでおくことが大切です。

また駐車するときはフットブレーキを踏みながら、Pを押すことで緑のランプが点灯しパーキングに入ったことを表示してくれます。

運転時の注意点

運転時に注意しないといけないことはどのような車でも同じことは当然ですが、プリウスは充電とエンジンブレーキも考えなければいけません。

停車時にNレンジに入れてしまうと充電ができなくなるので、信号待ちなどではこの点に注意が必要です。

またアクセルを離してもエンジンブレーキは利かないので、長い坂道などを下るときはBレンジに入れる必要があります。

この二点に注意してプリウスを運転することで、快適に利用することができます。

しかしどれだけ快適に運転できても、周囲への注意がおろそかになってしまっては危険なことになるので気を付けなければいけません。

安全運転を心がけて、自分も周りも安心して生活できるようにしましょう。

まとめ

プリウスには独特の「Bレンジ」というものがあります。

その使い方によっては事故になってしまう事もあります。

注意して正しい操作を行ないたいですね。

参考にしてください。

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