プリウス

プリウスの駆動バッテリーは交換する方が良い?得する?損する?

2018年7月18日

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プリウスにはバッテリー寿命がある

一般的に自動車には各種電装品やエンジンを始動させたり点火プラグや燃料ポンプを作動させるための電力を供給するためのバッテリーが搭載されています。

プリウスにも各種の装置を動かすための電源を賄うためのバッテリーが搭載されていますが、一定の期間が経過すると劣化して寿命を迎えます。

バッテリーが劣化すると電気を蓄えることができる容量が減少することで、電力不足によるトラブルが発生します。

バッテリーは消耗品なので、寿命が来る前に交換をする必要があります。

プリウスの場合は走行時にガソリンエンジンに加えて電気モーターのアシストを利用するので、バッテリーが寿命を迎えると本来の性能を発揮することが出来なくなってしまいます。

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「プリウスのバッテリー」は「2つ」ある「駆動用バッテリー」

ガソリンやディーゼルエンジン車には各種電装品に電力を供給するためのバッテリーが1台搭載されています。

これに対してハイブリッドカーのプリウスでは電装品用に加えて、駆動用のモーターに電力を供給するための駆動用バッテリーも搭載されています。

すなわち、プリウスには補機バッテリーと大容量の駆動用バッテリーの2台の蓄電池を搭載しています。

補機バッテリーはガソリン車のバッテリーと同じ役割を果たし、エンジン始動や各種電装品・ハイブリッドシステムのコントロールを行うコンピューターに電源を供給します。

これに対して駆動用バッテリーは電動モーターに電力を供給するという役割を果たしています。

それぞれの蓄電池は構造や用途が異なりますが、両方とも充放電を繰り返すことで劣化が進んで容量が減少して性能が低下します。

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交換費用にお金がかかる「駆動用バッテリー」

新型のプリウスは低速走行時はエンジンを停止し、電気モーターのみで走行することが可能です。

そのため駆動用バッテリーは大電力を供給しなければならず、補機バッテリーよりも大型で高価な蓄電池が使用されています。

駆動用バッテリーの種類ですが、3代目プリウスまではニッケル水素電池が使用されていました。

4代目からはニッケル水素電池またはリチウムイオン蓄電池が搭載されています。

ニッケル水素蓄電池の方が安価で製造ができますが、それでも容量が大きいので高価です。

駆動用バッテリーは高価である上に自分で交換をすることができず、ディーラーに依頼する必要があるので工賃と合わせると高額の費用がかかってしまいます。

ニッケル水素蓄電池であれば、交換の際に17万円~20万円の費用がかかります。

駆動用バッテリーは走行距離が15万~20万kmで寿命を迎えるので、10年以上使用可能です。

「プリウスのバッテリー」は「2つ」ある「補機バッテリー」

プリウスには、ガソリン車のバッテリーとほぼ同じ役割を果たすバッテリーが搭載されています。

これはエンジン始動やハイブリッドシステムをコントロールしたり、カーナビやその他の電装品に必要な電力を供給します。

補機バッテリーにはガソリン車と同じように鉛蓄電池が使用さされていて定格電圧が12Vで、通常の使用であれば3~5年程度で寿命を迎えます。

プリウスの補機バッテリーはガソリン車用よりも容量が大きいので値段が高めですが、一般向けに1万円~2万円ぐらいで販売されています。

補機バッテリーの方は、自分で交換作業をすることも可能です。
プリウスのハイブリッドシステムやエンジンのコントロールに必要な電力は補機バッテリーが供給しています。

そのため駆動用バッテリーに十分な電力が蓄えられていたとしても、補機バッテリーの電力が不足すると走行することが出来なくなってしまいます。

通常よりも長持ちする「補機バッテリー」

プリウスの補機バッテリーにはハイブリッド車専用の製品を使用する必要があります。

ハイブリッド車専用のバッテリーの中でも高性能のタイプを選択すれば、通常よりも長持ちさせることができます。

高性能タイプの補機バッテリーは完全密封型で電解液の補充が不要で、保証期間が3年または8万kmと通常(2年または3万km)よりも長めに設定されています。

通常の補機バッテリーは3~5年程度で寿命を迎えますが、高性能タイプの製品であれば4~6年間にわたり使用することが可能です。

寒冷地で使用したり車内で多くの電装品を装備している場合には、高性能タイプの補機バッテリーを利用した方がバッテリー上がりのトラブルを回避することができます。

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交換するよりも売った方が得するケースもある

トヨタのプリウスは日本を代表するハイブリッドカーです。

ハイブリッドカーとは、通常のガソリンエンジンに加えて電気モーターを搭載している自動車のことを指します。

通常の自動車とは構造が異なり、動力関係に必要な駆動用バッテリーとエンジン始動やプラグ点火、ライト、エアコン、オーディオなどの電装系を作動させるための補機バッテリー2種類のバッテリーで構成されています。

当然、バッテリーには寿命があるため、定期的に交換する必要があります。

駆動用バッテリーはもちろんですが補機バッテリーも通常の自動車用のバッテリーとは異なりますので工賃を含めると結構な出費になるため、バッテリー交換するよりも車の買い替えを考えた方が良い場合もあります。

そもそも寿命はどのくらい?|現行(4代目)

ではプリウスのバッテリーは一体どれくらい持つのでしょうか。

まずは現行型40系プリウスのバッテリー寿命を見ていきましょう。

ハイブリットカーの核となる駆動用バッテリーの交換目安は一般的には150,000km程度ですが200,000kmまでは十分持つと言われています。

通常の自動車でいうところのタイミングベルトの交換時期よりも少し長い感覚です。

バッテリーの劣化は車の乗り方や環境などによっても変わってきますので、実際に寿命を迎えるまでの走行距離にはバラツキがありますのでご注意ください。

補機バッテリーの方は通常の自動車に搭載されているバッテリーと大体同じくらいの寿命で2~3年程度が交換時期です。

そもそも寿命はどのくらい?|現行(3代目以前)

現行型の40系プリウスのバッテリー寿命は駆動用バッテリーの交換目安は150,000km程度、補機バッテリーは2~3年程度ですが、現行型以前のモデルはどうなのでしょうか?

中古車で車体価格も購入しやすい価格帯にある旧モデルのバッテリー寿命も見ていきましょう。

まずは駆動用バッテリーから初代10系プリウスは約100,000km、2代目の20系プリウスは約100,000kmですが10系に比べるとそこまで交換必須という感じではありません。200,000kmまで持つこともあります。

続いて30系ですがほぼ40系と遜色ないバッテリー寿命で150,000~200,000キロ程度は十分持ちます。

補機バッテリーは全モデル共通で2~3年程度が交換時期です。

30系以上は過度な心配はいらないと思いますが、中古車で走行距離が100,000キロを超えたプリウスを購入する場合は、バッテリー交換も視野に入れ購入する必要があるでしょう。

プリウスの「HVバッテリー」の交換費用はいくらかかる?

バッテリー交換するよりも売った方が得するケースもあることもあるプリウスですが、なぜなのでしょうか?

それは駆動用バッテリーを交換する際の費用が結構な高額なため、走行距離などと天秤にかけると車を売って買い換えた方が良い場合があるからです。

駆動用バッテリーを交換する際の工賃目安は大体15万円程度掛かります。

車検時期やタイヤ交換などと被ってしまうと30万円近くの出費になりかねません。

まだ乗り換えるつもりがないなら当然、バッテリー交換をしてでも乗り続けるのが正解ですが、15万円~30万円といえば次回購入時の頭金に相当する金額です。

売って新しい車に乗り換えるというのも選択肢に入ってきてもおかしくないでしょう。

プリウスの「補機バッテリー交換」のおすすめ方法は?「自分?」「ディーラー?」

プリウスの駆動用バッテリーに関してはディーラーなどのプロに任せるしかありませんが、補機バッテリーは自分で交換することも可能です。

では自分で交換することのメリットからお話しすると交換費用が抑えられることに尽きます。

まずプロに交換を任せた場合の工賃ですが約30,000円掛かります。

これを自分で交換した場合、バッテリー本体のみの費用で済むため、ネット通販などで安く購入すれば費用を抑えることが可能です。

バッテリーの価格は15,000円~20,000円くらいで購入できます。

約10,000円くらいは安くできるでしょう。

次にプロに任せるメリットは圧倒的な安心感が得られることです。

自分で交換すると車の故障を招くばかりか、感電死する可能性も否定できません。

車をいじることに慣れている方であれば自分で交換するのもありと思いますが、リスクを伴うため基本的にはディーラーなどのプロにお願いするのが一番だと思います。

まとめ

今回は「プリウスのバッテリーは交換する方が良いのか?」についてお話しました。

バッテリーの需要が一つの大きなポイントになります。

また、「自分の車種が何代目か?」によって、交換するのか、手放すのかを考えたほうがよさそうですね。参考にしてみてください。

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