プリウス

トヨタ「アクア」「プリウス」と比較して実燃費が良いのはどっち?

2018年6月30日

今回は、トヨタのハイブリッドコンパクトカー「アクア」と「プリウス」の実燃費を中心として、「どちらが燃費良く走るのか?」「ハイブリッドカーで燃費を良くするには?」「街乗りが多い場合はどうなるの?」といった情報について書いていこうと思います。

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「カタログ燃費」と「実燃費」は違う

車を選ぶ際にに大きな決定要素となるのが燃費。

できるだけ長く乗り続け、安く維持できることは重要です。

現在の日本車は燃費が良いのは当然になっており、さらに年々高燃費志向になっています。

その燃費をチェックする基準となるのがカタログ燃費。

ところがこのカタログ燃費。実際の街乗り燃費とはかなり乖離がある場合もあり「信用ならない」という方もいるでしょう。

カタログ燃費は安定した気候条件の、平たんな道を一定のスピードで走行するなど整った条件下で計測しています。

でも実際の道路は上り下りもあれば急ブレーキもかけますし、連続カーブや信号待ちもあって一定速度で走行することはあまりありませんよね。

もちろん、季節によってエアコンも使うのでカタログ通りとはいかないのです。

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アクアの平均燃費はどのくらい?

肝心の実燃費が知りたいと思う方も多いでしょう。

まずアクアのカタログ燃費を見てみると、JC08モードで34.4km/Lと記されています。

この数値はコンパクトカーとしても十分に効率的で優れた燃費。

ところが実際に走行して計算される平均燃費は、この数値とは大きな差が出ることが多いようです。

例えば年間を通して実際の平均燃費を調べた方の情報によれば、市街地を走行した際や季節によって大きな差が出るとのこと。

エアコンを使わない過ごしやすい季節である春や秋の燃費は平均30km/L前後となるのに比べ、エアコンが活躍する夏や冬には燃費がぐっと下がります。

例えば寒さが厳しい時期となる1月は21km/L前後まで落ち込みます。

一年を通しての平均実燃費は約26km/Lぐらいとなっていますので、カタログ燃費とはおよそ9~10km/Lの大きな差。

ただこの燃費、乗り方やエアコンの使用によっても大きく変わってくるのです。

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ガソリン満タンで何キロ走るのか?

燃費だけを見てもどのくらい効率が良いのか実感しづらいので、ガソリン満タンベースで換算して見ていきましょう。

アクアにガソリンを満タンに入れてどのくらい走るでしょうか。

アクアにはガソリンが最大で36リッター入ります。

まずカタログ燃費通りに走行したとすると34.4km/Lで走る計算となります。つまり計算すると1,238kmも走ります。

これはかなりお得な数値です。しかし実燃費を仮に26km/Lとした場合、同様に計算すると走行距離は936kmまで減少してしまうことに。

このように具体的な数値で見ると、かなりの違いが出てきてしまうことに気づくでしょう。

とはいってもさすがトヨタの高燃費コンパクトカー。かなり効率的に長距離を走行できるのが特徴であることは間違いありません。

1ヶ月のガソリン代はいくらになるのか?

次にガソリン代から考えていきましょう。

ガソリン代も世界情勢などで日々大きく値段が変わってくるため注意が必要ですが、現在は145円/Lと仮定して計算します。

まずモデルとして、通勤に車を使う方で1日30キロ程度乗るユーザーを設定。

1か月で、通勤と休日の外出を含めて約850キロ程度走行するケースで計算しましょう。

カタログ燃費では850キロ走るのに25リットルのガソリンが必要ですので、3,600円ちょっとです。

もちろん、通勤には使わずに週末だけ乗る場合はこれよりも小額で済みますよね。

でも実燃費を26km/Lとして考えた場合、通勤と外出両方で乗るとして計算すると4,800円程度に。

東北や北海道など寒い地域の方は実燃費がもっと下がりますし、運転する路面状態によっても当然変化します。

アクアの燃費を向上させるコツは?

アクアの燃費はコンパクトカーのなかでも高燃費を誇る車と言えますが、実際はカタログ通りとはなかなかいきません。

そこで少しでも燃費をよくする運転を心がけ、工夫して乗ることが大切。

例えば燃費にとって一番負担になるのがエアコンです。

暑い夏でも、窓を開けて走行することで対応できるならエアコンを使わず外気循環などで走行することもひとつの手法。

下り坂を走行するときもフットブレーキだけに頼らず、エンジンブレーキをこまめに活用することでも燃費に差が出ます。

強いブレーキを踏んですぐまたアクセルを強く踏むようなムラのある運転ではなく、どちらもゆっくり踏み込むようにすることで無駄な燃費が抑えられることに。

また、車内に荷物をたくさん積んでいるとそれだけでも車にとって負荷が増して燃費が下がります。

余分な荷物を降ろしてゆっくり優しい運転をする。今日からでも自分でできる燃費向上の工夫です。

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EV走行を多くする工夫とは?

トヨタが製造し販売しているハイブリッドカー、アクアとプリウスはどちらも好調な売れ行きを博しています。

ですが、この両車はカテゴリーが違うため単純に比較することはできません。

それでも、プリウスが新型になりカタログ燃費はJC08モードで40.8km/Lとアクアを上回ったことから、実際にはどうなのだろうと思っている方も多いのでは。

ハイブリッドカーであっても無意識にアクセルを踏み込んでいれば、当然燃費は思ったほど良くはなりません。

燃費を良くするコツは「EV走行を多くする」こと。

EV走行を多くするためにはアクセルを強く踏みすぎないことや、EVモードを意識的に使うことなどが大切です。

ただ、バッテリー残量が不足するとEV走行ができなくなるので充電も意識的に行っていくことが重要です。

街乗りが多いので燃費が悪くなる

ハイブリッドカーはガソリンエンジンによる走行をできるだけ抑え、EV走行をすることで燃費がアップします。

通常のガソリンエンジン車のようにゆったり走行すれば燃費が良くなるのではなく、ある程度強く加速して一気に巡航速度まで上げます。

その後アクセルから足を離してEV走行に切り替えることで燃費が大きく向上します。

しかし街乗りではストップ&ゴーが多く、せっかく巡航速度に到達しても信号などでまたすぐに停止させられることも。

そのため、せっかくのEV走行を多用することができません。

その結果、通常のガソリンエンジン車と同様に街乗りでは燃費が悪化しやすくなるのです。

それでも燃料消費が多くなるスタート時にEVモードを使うなど、工夫することで燃費悪化を最小限に抑えることができるはずです。

高速道路は燃費が悪くなるって本当?

ハイブリッドカーは高速道路では燃費が悪くなるとよく言われます。

通常ガソリンエンジン車の場合は高速道路を走行したほうが燃費が良くなるはず。これは何故でしょうか。

実は、高速走行になるとEV走行だけではパワー不足となり必然的にガソリンエンジンを使用せざるを得なくなるからです。

特に排気量の小さいアクアは強くアクセルを踏み込んで高回転まで使用することになるので、ガソリンエンジン使用による燃費の悪化は避けられません。

それでもエコモードに設定することで、高速走行時にもガソリンエンジンと電気モーターとの最適な使い分けが自動で行なわれます。

その結果、市街地走行時よりも燃費が良くなることも。

90km/h前後以下に速度を抑えて走行すれば、実燃費で25km/L以上は出るでしょう。

冬場の燃費が悪い理由とは?

ハイブリッドカーの燃費が最も悪化するシーズンは寒い冬です。

なぜ冬にハイブリッドカーの燃費が悪化するのか。それは暖機運転が大きく関係しています。

アクアもプリウスも、エンジンをスタートさせると勝手に暖機運転が始まります。

そして暖気運転中はどんどんガソリンが消費されてしまい、モニター上の平均燃費の数字も急激に減ることに。

これは見ていて気持ちの良いものではありませんよね。

もちろん夏でも暖機運転は行われます。でも夏と比べて冬は比較にならないくらい暖機運転に時間がかかるのです。

それ以外にも、冬はガソリンエンジンの燃焼効率が悪くなりやすいことや暖房でのエアコン多用、さらに転がり抵抗の大きいスタッドレスタイヤを履いていることなども燃費悪化の原因となります。

アクアの燃費を良くする工夫とは?

アクアの燃費を良くするには「EV走行をいかに上手に活用するか」が大切。

意識的にモニターを見て、EV走行が行われていることを確認する習慣をつける必要があります。

意識しないで運転していると、いつのまにかガソリンを多く消費してしまうものです。

またバッテリー残量が減ってしまうとEV走行ができなくなるので、回生ブレーキをうまく使いバッテリーを充電しながらEV走行を行うといった工夫も効果的。

通常モードよりはエコモードのほうがやはり燃費は良くなります。

さらにEVモードを組み合わせることで、それなりに満足できる燃費は出せるようになるはず。

その他の工夫としては、転がり抵抗がより少ないエコタイヤを装着したり、タイヤの空気圧をこまめに確認して適正な空気圧を維持することも大切です。

まとめ

今回の記事では、「アクア」と「プリウス」の燃費を比較しながら「ハイブリッドカーで燃費よく走るには?」といったヒントなどもまとめてみました。

アクアもプリウスに迫る高燃費であること、燃費を良くするにはEV走行がカギとなることなどが分かりました。ハイブリッドの強みを生かすことがカギなんですね。

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